2013年4月10日水曜日

話の長い患者さんを丸投げにしているのか?



Twitterのタイムラインを見ていると、PSWの人のつぶやきで、”精神科医は、話の長い患者さんを心理職に丸投げする”と誤解されかねない内容を見た。

正直、かなりやるせない気持ちになった。


患者さんによっては、ある程度時間をかけた面接が治療的だと判断することがある。
ただ、そういった患者さんを、定期的な外来の枠に組み込んでしまうと、それだけで外来診療に大きな負担がかかる。
外来で診察する患者さんが一定数いる状況では、外来運営も考えに入れなければならない。
TVドラマのお医者さんのように、その時に状況の悪いただ一人の患者さんのために、多くの時間をさくということは、なかなかできない。

患者さんの病状について十分に評価して、治療上の適応を考えた上で、心理職に面接の部分を任せることもある。

こういった時間や質を求めた面接を心理職に任せる方針をとった患者さんも、当然外来で診察する。
その時には、薬剤調節のための情報収集に目的を絞った診察になることが多い。
患者さんの内面に関わるような話になると、心理職との面接での話との間に微妙なニュアンスの違いが出てくることもある。そうなると、患者さんは混乱する可能性があるからだ。

その治療が続いている間は、適宜心理職との情報交換をしていることは言うまでもない。
ただ、そんな情報交換の場というのは、そんなにオープンな場所で行われるわけはない。当たり前だけれど



Consulting with a consultant in the consultation space! / quinn.anya



だから、こういった治療の形をとっている場合、時には院内のスタッフにも、「先生は、薬を出すだけで何もしてませんね」なんて言われることもある。
それくらいだから、第三者とか、治療から距離をおいたポジションにいる人から見れば、丸投げにみられることもあるんだろうな。

やれやれ