2013年2月14日木曜日

雑感: medtoolz先生のブログを読みながら




なるべく同じ言葉を使いたい - レジデント初期研修用資料:

'via Blog this'

上のリンク先にある、medtoolz先生の記事を読みながら考えたこと。
ということで、リンク先の記事を読まないと、わけがわからないかも。




精神科での治療場面でも”言葉は統一されていないと、実際痛切に感じる。

同じ精神科医同士でも、少し世代が離れたり、出身医局や研修施設の違いからくる文化の違いがあると、紹介状の文面や電話でのやりとりでは、患者さんの状態が伝わってこない感じがする時がある。
患者さんと直に顔を合わせて、その時に初めて相手の言いたかったことがわかる、なんてことも、しばしば。

 医者同士ですら、言葉の共有が難しい状況。そこにコメディカルが加わると、どこまでのレベルで話をしていいのやら、困ってしまう。




それから、精神科医療の場合、ある患者さんについて複数の医師が「同じ診断、同じ重症度にたどり着く」ことが、なかなか難しい。
このあたり、身体科の感覚と、精神科の感覚がどれくらい違うのか、以前から知りたいと思っている。



Cause of death / Matti Mattila




自分がいろいろと工夫をしてきた説明を、コメディカルの説明によって台無しにされた経験は少なくない。
特に薬剤師によるそれが、「悪質」な印象。これは、全くの個人的な偏見に近い認識だけど。うん、異論は認める。




”「すべての職員が同じ内容に対して同じ言い回しを使えること」が大切”
これは、本当にそう思う。
ただ、これが実行できるには、他の職員を自分色に染めるくらいに鍛えあげないとダメなんじゃないかと。
もう、医龍の「チーム・ドラゴン」くらいの実力と意識がそろった面子じゃなければ、実現できないくらい難しい課題じゃないかと。
それでも、(原作とテレビドラマとをごちゃごちゃに取り上げるけれど)チームメンバーですら、時に主人公の思考についていけない状況が、何回もあった。そして、一人の研修医がそういった修羅場をくぐって、最後には成長した。それでも、そこにたどり着くまでに必要とした経験値は、どれほどのものかと……



 ”そんな工夫を組織的に行なっている業界も、たぶんどこかにあるのだろうけれど。”
そうなんだよな。
だから、異業界でのノウハウは、本当に教えて欲しいと思う
というか、自分から、知ろうとしないとダメなんだろうと思う。
この点については、ネットが一般的になって、ハードルは下がってきているはず。





追記:medtoolz先生による内科診療ヒントブック。自分は精神科医だけれども、いや、精神科医だからこそ、こういった本が役に立つ。本当に助かっている。