2012年10月16日火曜日

どれくらい、きちんと薬を飲めばいいのか?



一日の中での服薬の回数が少ないことも、非定型抗精神病薬での利点の一つだと思っている
ただ、定型抗精神病薬の服薬回数が毎食後+眠前で無ければならないかという検証は、この場ではしないけれど。

自分の処方のクセだけれど、ある程度症状が落ち着いた統合失調症の患者さんの処方だと、OLZは当然、RISだと一日一回服用のパターンにしている。
薬の服用回数が少ないほうが、コンプライアンスなどが高くなるのは当然だから。



Anxiety Disorder / arty.


定期的な服薬をしていることで、「病気が治ったな」という感覚
これは、大切だと思う。
でも、普段の治療の場面では大きな落とし穴につながるような不安が、どうしても拭い去れない。

例えば、きちんとした服薬で、大分症状が改善した患者さん。
こういった患者さんは、多少服薬が疎かになったところで、急速に症状が悪化することは少ないと思う。
それは今まで服用してきたから、症状を改善することの貯金があるから。その貯金があるから、病状がすぐには悪化しないような印象。

でも、油断した時は、怖いなぁ。
借金と同じで、危機的な状況になった時には貯金を使い果たして、健全な状態に戻るには困難になることも少なくない。



精神疾患に寛解や治癒という状況は無いんですか? と聞かれると、答えるのはなかなか難しくて……

服薬の継続とか、投薬内容の調節というのは、本当に正解を見つけるのが難しい。というか、正解ってあるのかしらん?